税理士法人とどろき会計事務所

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良くも悪くも・・・
税理士法人とどろき会計事務所
千葉 雅司

 2月17日、東京マラソンが開催されました。見物・応援に行かれた方も多かったのではないでしょうか。開催2年目にして日本を代表する風物詩になったなあと感じています。東京の世界的価値をアピールし、押し上げなければいけないという石原知事の想いが感じられ、これには共感しきりのところです。一昔前まで、アジア圏での中心都市といえば日本・東京でしたが、現在ではあらゆる面で日本以外の都市の存在が急激に大きくなってしまい、日本国内でやれ都市だ地方だといっている場合ではなくなってしまいました。

 そして今年は2008年8月8日、8並びではじまる北京オリンピックの年です。東京マラソンも北京オリンピックの選考レースでした。オリンピックに向けた中国は、日本の昭和30年代を思わせる活力に溢れているといいます。現状は問題がいっぱいあっても、皆今日より明日、明日より明後日はきっと良くなると信じている、そういった活力です。でも、この活力は良くも悪くもあらゆるものを巻き込んで、周りに良くも悪くもたくさんの影響を及ぼしながら進んでいます。現在、中国は13億の人間を抱えつつ労働問題、人権問題、環境問題、衛生問題、様々な問題に直面しながら、同時に対処していくという、他の国が経験したことのない事態に否応なく遭遇していて、諸問題が噴出しています。

 今年に入って騒ぎとなった殺虫剤混入の冷凍餃子の事件にしても、ただ衛生管理の問題、倫理面の問題だけではないようです。この事件の背景として語られる一つに今年初めから導入された労働契約法があります。これは中国政府が炭鉱事故などを期に劣悪な労働環境が社会問題化したことから対策として制定したものでしたが、逆に施行前の露骨な駆け込みリストラという社会問題を引き起こしてしまいました。今回の天洋食品もこの件で労働者と経営者が対立状態にあったといい、故意混入説のうわさを掻き立てています。中国が世界の工場となったのは、この安い労働コストが大きかったのですが、今後の中国は従来の輸出工場の立場から、国内を世界の消費市場とすべく大きく舵を切り始めています。これまで進出してきた日本企業も、安価な消費を享受してきた私たちも、考えを一新していかなければいけません。

 人権の問題も様々ですが、中国が支援しているスーダン政府のダルフール問題で、北京オリンピックの芸術顧問であったスティーブン・スピルバーグがこれを理由に辞退を表明したのは記憶に新しいところです。これは膨大な消費を賄うため資源確保を最優先せざるを得ない外交の問題が絡んでいます。

 中国の良い部分悪い部分それぞれがあると思いますが、現在は未曾有の経済発展に先天的な商才や中華意識が良くも悪くも織り交ざり、未曾有の活力を発揮している一方、未曾有の毒素も振り撒いてしまっている気がします。

 どちらにしてもエネルギーがあまりに強いので、できることなら関わりたくないと思うこともあります。でもそれは不可能でしょう。密接に関わってしまっている以上、関係を築いて両立していく道を探さなければならないのですから、ただただ、遠ざけたり、非難したりしていてもどうしようもないのです。これは私たちの身近な人間関係にも言えることですが・・・

 今年は影響力を増し続ける中国との関係をどう築いていくか、私たち日本人がウンウンと悩み考える年になるような気がしています。





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