税理士法人とどろき会計事務所

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「“教祖”降臨 楽天・三木谷浩史の真実」を読んで
税理士法人とどろき会計事務所
原尻 修宇
 楽天といえば、オンラインシッピングモールとして我々消費者に身近な存在であり、楽天を利用してショッピングをしている人も多いと思います。本書は、楽天の創業者である三木谷浩史社長の人物像を詳細に描写しながら、三木谷氏の人物像や経営哲学に迫っています。その中でも、私は楽天の立ち上げに係る三木谷氏の先見性と戦略に基づいた行動について特に興味深く感じました。

 三木谷氏がオンラインショッピングモールである楽天を立ち上げた時期は、国内のインターネット利用者はまだ数百万規模でしかなく、いまでは日常語であるITという用語も浸透していませんでした。大手企業が先行して手がけていたネットモールも軒並み苦戦を強いられていました。そんな中で何故三木谷氏はインターネットの、誰も成功していないショッピングモールを選んだのでしょうか。逆説的ですが、失敗したものが多ければ多いほど、その市場の可能性は高いと考えたからでしょう。そこで彼は約10年前である当事に、4つの仮説を立てています。?インターネットはもっと簡単で便利になる。?5〜10年以内にほとんど全員に普及する。?日本人はインターネットで買い物をするようになる。?インターネットで流通が変わる。

 上記の仮説のもとに、三木谷氏は、ネットで買い物をするプラットホームとしてのネットモールを提供すべく調査分析を進めていきます。その結果彼は「ワープロソフトを利用するくらいのスキルで誰でも簡単にネット上で店が開けるような簡単なツールを作ればいい。」と考えます。商売感覚はあるが、パソコンには弱いという事業者も簡単なツールがあれば、魅力的なコンテンツが掲載でき、その結果、顧客と店舗売上が増え、出展者のやる気が膨らむという好循環を作り出せると考えたのです。当時まだインターネットの認知度が低い状況で、インターネットをツールとして扱うというアイデアが斬新であり、またそのアイデアを具現化すべくシステムを開発していくという実行力には驚かされます。

 また、簡単便利なソフトを開発するだけでなく、中小事業者が参加しやすいように、彼らの負担を極力軽減しようと考えた点も画期的です。現在は大規模化に伴いサービスを充実させるために必然の変化として従量制を導入していますが、導入時は、楽天モールへの加盟料は月額5万円の定額制でした。これならば、中小事業者も負担なく出店でき、リスクも少ないため、仮に撤退した場合にも巻き返しも可能であり、結果として多彩な店舗が出店されにぎわうことになったのです。また料金だけでなく、モールの加入方法、運営方法等にいたるフォロー体制を構築することにより不安を感じる事業者を取り込んでいきました。つまり楽天は、過去の企業の失敗の事例を分析し、それを改良して、使い勝手が良く安価で収益のあがるシステムを構築したのです。

 現在から見ると、約10年前の上記の三木谷氏の4つの仮説は当然の事実ですが、当時にそのような大胆な仮説を立て、失敗を恐れず、冷静な分析に基づいて、楽天の成功へ向けて適切なアプローチを取っていく姿が非常に印象に残りました。




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