税理士法人とどろき会計事務所

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「自力と他力」を読んで
税理士法人とどろき会計事務所
新井 大慶
 普通は、「他力」という言葉を聞くと「他力本願」を連想させるので、ネガティブにとらえられがちですが、著者はそれを「他力の風」として次のような例を出して積極的にとらえようとしています。

「エンジンのついていないヨットは他力という風が吹いてこない限り自力で走ることはできません。ただ、せっかく風が吹いてきても帆をおろして居眠りをしていたのでは意味がないので、必ず風が吹くと信じて、そのチャンスを逃さないようにしっかり見張っていなければいけません。やはりそれなりの自力の努力は必要ですが、しかし、走らせようと気持ちだけあせって、手で水をかき回してもヨットは前へは進まないのです。」

 人はどこからどこまで自力で出来ているのか、自力と他力はそれほど厳密に区別できないのもまた事実で、その疑問に答えてくれたのが、本書『自力と他力』 なのです。

 「他力本願」とは自主努力を放棄した状態をさすのが一般的です。要するに「人まかせ」「他人を頼る」などといった意味で用いられることが多いです。しかし、本来は(仏教語) 阿弥陀仏がいっさいの人々を救おうとして立てた本願。また、自己修行の功徳によらず、阿弥陀仏の本願力にたよって成仏するのを願うこと・・・ だと本書では紹介されており、著者は本書で次のように明言しています。「他力」は「あなた任せ」でも「甘えの構造」でもありません。そうではなくて、「他力は自力の母である」としています。一見どういうことだろうと考えてしまいますが、他力とは自力を呼び覚まして育ててくれるもの。自力をひっくるめて包んでいく大きなものが他力だと本書で語っています。

 「人事を尽くして天命を待つ」という言葉がありますが、これを著書は「人事を尽くさんと思うは、これ天命なり」と読み替えています。自力の力が作動するのは、自分の背中を押してくれる他力の風を待つしかないということなのでしょう。他力の風を待つしかないと言うと、どうも消極的なとらえ方だなと自分なりに思いますが、他力の風を自分が頑張ることのできる、一生懸命になれるきっかけや原動力であると考えると納得できる部分もあると感じました。

 本書最後の方に「天命に身をゆだねるというのは、一見、安易な運命主義のように見えるかもしれませんが、そうではありません。めぐりめぐった末に、ようやく自分が載せられている大きな掌に気づいた、ということではないでしょうか」と書かれております。ここでは「天命」を天の命令、自然に生きる、天の法則にしたがう、といったどれにもあたらず、「天命を生きる」といった表現がもっとも自然のように感じられると述べ、「他力」との重なりについても触れています。

 どうにもならないときには、どうにもならないのですが、しかし、おのずと良い方向に向かうべきときには向かってくれるものだ、と本書を読んで感じました。



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