税理士法人とどろき会計事務所

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「自力と他力」を読んで
税理士法人とどろき会計事務所
藤田 賢
  この本は、五木寛之氏が五十歳を迎えた頃に出合った他力の思想について書かれた本です。「他力」と聞くと次に「他力本願」という言葉が頭に浮かびますが、現在では自分では努力しないで、もっぱら他人の力をあてにするという意味で使われています。しかし、五木氏はこの本の中で、決して自己を放棄するというわけではなく、自分を信じてがんばろう、と決意したとき、その気持ちが訪れてきたことこそ他力の働きではないかと言っています。自力と他力は相対して並ぶことでもなく、上下の関係でもないとも言っています。ほかに頼らずに自分の足で立つことの大切さを訴えています。

 またこの本の中では浄土真宗の親鸞の言葉がよく引用されていますが、できることとできないこと、変えられることと変えられないことがある。変えられないことは諦める。諦めるとは、「明らかに究める」ということと解説されています。大事なことは自分ではどうしようもないことがある、と諦めることです。自分の命は有限である、と諦めることです。そこから、いま、生きていることの感謝の気持ちが生まれてきて、自分の限界を感じることで、人間の意志を超えた大いなるものの存在に気づくことができるとしています。これも他力思想の中の考え方を表現したものです。何事も目標を定めて、それに向かって決して諦めてはいけないとよく言われますが、おそらく五木氏が言っていることとは、自分の力をよく理解して、できることとできないことをはっきりさせろということではないでしょうか。やみくもに何でもやれば当然に失敗することは目に見えています。自分の長所と短所を見極めて上手に生きていくことが可能だということだと思います。

 今年に入って、ライブドアの堀江貴文氏が逮捕され、そして最近では、村上ファンドの村上世彰氏がインサイダー取引の違反で逮捕されました。二人ともある意味株主資本主義の論理に則って利益を追求してきたのかもしれませんが、五木氏がいうところの自力と他力の思想は二人には根付いていなかったのかもしれません。しかしながら、もしこの思想に則って考えるならば今後の二人もまた別の形で活躍していくことも考えられます。

 またその一方で、景気が上向きつつあるという中で、自殺者が3万人を越えているという悲惨な現状もあります。日本人の心の喪失という観点からでは、まだ日本経済も過度期を脱出していないとも言えます。

 自分とうまく付き合い、人の力をうまく使っていくことの大切さを学ぶためにもこの本を一読されることをお薦めいたします。




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