税理士法人とどろき会計事務所

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「自力と他力」を読んで
税理士法人とどろき会計事務所
原尻 修宇
  現代は非常にスピードが重視されている時代です。資本の回転が非常にはやく、無駄なく効率的に物事を行うことが成功するための必須条件です。無駄を徹底的に省き余計なコストを削って事業を効率化し、「選択と集中」をキーワードに投下資本を早期に回収する、ということを行わないと企業も人間も競争を勝ち残れない、というような厳しい世の中です。その反面、スピードが速すぎるため、情報が蓄積されなくなり、物語はますます一過的になっているようにも感じられます。

 世の中のスピードに対応しようと努力して毎日仕事や生活をしていると、何か非常に刹那的な感覚を覚えることがあり、そのバランスの取り方が非常に難しく感じることが私は多々あります。そんな中でこの本で「無駄こそ、人生の絶対条件である。」という言葉を発見しました。

 五木氏は無駄の大切さについて「遺伝子」を例にあげています。遺伝子というのは、4つの要素が固体それぞれの順列組み合わせだそうです。その中には絶対必要であると思われる遺伝子とともに、こんなものがなぜ存在しているのかわからないという意味不明瞭な「ジャンク」と呼ばれる遺伝子もたくさんあるそうです。しかし、人類の進化の過程においては、そのジャンクによって突然変異が発生し、それが進化に結びついてきたそうです。昔から「無用の用」という言葉にあるように、一見無用に見えるもの、必要でないように見えるものが、実は大きな意味をもつのではないかと五木氏は述べています。

 仕事の合理化や、スピードはもちろん大切なことですが、合理化一辺倒で生きていくのは人間として不可能です。人間というのはそういう風に設計されているんではないかと思います。スピードが速く流動性が高い社会においては、それに対応しようとするだけでは、個人はいいように翻弄されてしまうだけの存在になります。五木氏がいう“無駄”の中にはさまざまなものが含まれていると思いますが、そのひとつに「教養」というものもあるのではないかと私は思います。

 学問や知は積み重ねていくことができるものであり、そこには安定した喜びがあります。その喜びを「享楽」といえば、もちろんそれを形成するためには忍耐が必要とされますし、私はよく挫折してしまいます。私を含めて現代人は刹那的な快楽を求める傾向が強いですが、快楽は経験から言ってもすぐに飽きてしまいます。しかし享楽は飽きることがないのかもしれません。そうして積み重ねたものが“無駄”を含めて人間の総合力となり、実際に社会に対応するうえで大きな力となるのだと思います。

 私もこれからは、「無用の用」を考えながら生活していきたいと考えています。




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