税理士法人とどろき会計事務所

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「鈴木敏文 経営の不易」を読んで
税理士法人とどろき会計事務所
千葉 雅司
  鈴木敏文氏は、日本ではまだコンビニエンスストアという商売自体が存在しなかった頃、いち早くその将来性を見抜き、大半の反対を押し切ってセブンイレブンを立ち上げ、イトーヨーカドーグループを小売業日本一に育て上げた最大の功労者。最近でも日経新聞の私の履歴書に連載されていらっしゃったのは記憶に新しいところです。

 本のタイトルに「不易」という言葉を使っていらっしゃるように、どんな時代にもどんな商売にも通用する視点・考え方をまとめたものです。現状を打破する勇気とアイデアのヒントがこの本からきっと頂けると思います。

 この本で一番最初に訴えられているのは、「売り手市場の時代は、完全に終わった。買い手市場時代に即した考え方・方法・仕組み・体制に変えなければならない」 ということで、事例を変えつつもその後の記述にも一貫してこの考え方が貫かれていると感じました。

 たとえば「業績は企業の体質の結果である。経営体質にメスを入れなければ、業績を追いかけても、得られるものではない。」というくだり。1982年減益決算を機に業革をスタートさせた頃、“売り上げ成長はゼロでもいい、利益成長のある会社にしよう。”との発言で周囲を仰天させたとあります。売り手市場の時代には売上が上がれば会社もそれにつれて自然と成長しました。利益もついてきました。しかし、買い手市場時代は違います。会社の経営体質やコストにメスをいれ、そしてなにより顧客の目線に立った商品作り。こういたものを行なっていかなければ一時しのぎの効果を薬に求め、ますます慢性病である構造欠陥を悪化させて最後には退場となってしまいます。現在以上に売上至上主義が一般的であった時期での発言に先取性を感じます。

 売上が順調に上がっているときはともすると会社の構造上の問題やコスト意識、その他の問題が見過ごされがちになります。売り手市場だった時代はそれでも何とかなったかもしれませんが、現在、売上至上主義が通用する業種は実際は少ないでしょう。いざ問題が様々な形で表面化したときには手遅れ、どのようなご商売にもあてはまることではないでしょうか。

 また、「店頭での価値訴求力がある自己主張の強い売り場作りが“売り切る力”を生み出す。」というくだり。内モンゴルにてこだわり品質のカシミヤセーターを開発した際、それが店頭に持ち込まれるとただ、“カシミヤのセーター7980円”とだけしか表示されていなかったことを鈴木氏が叱ったエピソードです。モノがあふれている買い手市場だからこそ、価値ある自信ある商品を仕入れ・開発・提供することはまず大切ですが、その商品がメッセージ力をもち、自分の価値をちゃんとお客様に自己主張できる環境作りがあってはじめてその商品が日の目を見ますし、お客様に満足いただくことができるのだと感じました。 消費市場拡大のときならともかく、もはや商品に求められるものは本質的な価値に移っていて、選別されますから、ただ良いものを提供するだけでは駄目なのです。




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