税理士法人とどろき会計事務所

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「老舗の品格」を読んで
税理士法人とどろき会計事務所
野曽木 尊之
 

 本書は、作家、ジャーナリストとして、小説、ドキュメンタリー、評論、解説書などを数多く手がけている、中見利男氏による「日本人の品格」について書かれたものです。ここ最近では、横綱の品格、教師の品格、政治家の品格や親の品格などが、よく取りざたされていますが、本書は、日本人全体のあり方を考えさせられるものとなっているように思います。

 昨年から、巷では「老舗」と呼ばれ消費者から絶大な信頼を集めていた、老舗企業による偽装事件が続出しています。我々日本人は、老舗と呼ばれている企業・店舗には、当然として品格が備わっているものだと考えていたように思います。それは、品格のない企業が長きにわたり、老舗としての地位を維持することが出来ないだろうという思いがあるからです。ですが、今この現状をみると、企業の経営者、ひいては日本人からは、品格に重きを置くということが、蔑ろにされているように思います。そのため、このような品格の失われた社会では、我々一人一人が、物の本質を見抜く力を付けなくてはなりません。

 また、老舗企業がこれまで企業活動を続けてこられたのも事実です。それは、老舗企業の創業者には品格があり、その精神を維持し続けてきたからでしょう。「初心忘れるべからず」というように、創業者はその精神を維持し続けなければなりませんし、その後継者である経営者たちもまた、その精神を引き継ぎ、維持していかなければなりません。このように、伝統と品格を受け継ぐことが、日本人の美徳とされてきたように思います。伝統を維持していくには労力を要するので、大変な努力が必要となります。そのため、経営者や企業から品格が失われた時、偽装事件のような不祥事が起こるのでしょう。

 老舗と呼ばれている創業者の多くには、「先義後利」「消費者への貢献」という精神が深く根付いているようです。先義後利とは、「義を第一に考えて小利にとらわれるな。そのような人物は卑しい者とみなされる。」という意味で、義と利の優先順位を間違えてはならない、という戒めの言葉です。三菱財閥創始者である岩崎弥太郎は、「およそ事業をするには、まず人に与えることが必要である。それは、必ず後に大きな利益をもたらすからである」と言っているように、この精神を大事にしていることがわかります。

 このように、老舗という「のれん」を守るためには、経営者自身はもちろんのこと、企業全体に「先義後利」「消費者への貢献」という精神が貫かれていることが重要です。経営者自らが、初心を忘れずにいることが必要で、利益を優先させて、社員への教育を怠っては、企業の発展はありえません。そのため、パート社員にいたるまでの企業全体に、この精神を浸透させることができるのは経営者しかありません。企業というものは、経営者の器以上には大きくなりませんので、経営者には、品格を持った事業活動を心がけ、日々成長する努力を続けて頂きたいと思います。





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