税理士法人とどろき会計事務所

当事務所サイトのTOPページです。
当事務所の主な業務のご案内です。
ご相談・見積りのご依頼はこちらから。
研修会のご案内とご報告をしております。
お客様の間でネットワークを広げていただこうと思っております。
当事務所の概要、所在地などの案内です。
概要
とどろきプロフィール
地図
事務所ニュース
読書感想文
フォトアルバム
新公益法人制度
当事務所の求める人材の募集情報です。
税理士法人とどろき会計事務所のプライバシーポリシーについて







新井 大慶飯田 敏久石堂 雄太伊藤 将英金田 好正佐藤 忠輝高井 亮成
千葉 雅司野曽木 尊之橋本 崇浩山本 英司

「俺は、中小企業のおやじ」を読んで
税理士法人とどろき会計事務所
新井 大慶
 

 本書はスズキ株式会社 代表取締役会長兼社長の鈴木修氏の著作です。著者の鈴木修氏は1958年に当時の鈴木自動車工業に2代目社長の娘婿となり、入社。その後1978年に社長に就任をし、約30年間で連結売上高をなんと約10倍にまで伸ばすことに成功をしています。本書では、その著者がスズキに入社してからの半生が7つの章にわたって書かれています。数々の苦境を乗り越え、まさにいままた世界自動車不況に立ち向かうための姿勢や自社を中小企業だとして自覚した経営戦略など、非常に驚かされるところや感服させられる内容が多々ありました。たとえ、売上高が3兆円あろうと、著者の、「スズキは中小企業である」という徹底した意識と、その意識に基づく徹底した経営戦略には本当に感銘を受けます。工場、部品、販路などの細部にわたって徹底的にムダを省き効率化に徹する姿は、まさに「偉大なる中小企業」と言えると思います。

 著者がスズキを中小企業だという理由の一つとして、本書に、スズキの「売上高」は「取扱高」に過ぎないと書かれている部分があります。これは、タイヤなどの部品は外部から調達しており、売上高にはカウントができるが、実際には仕入れ先に代金を支払わなければならない部分です。実際の、工賃などの付加価値で計算すると、売上高3兆円のスズキも実質的には3000〜5000億円の売上規模の会社であると述べている訳です。3兆円という売上の規模にごまかされず、実質のスズキが生み出せる利益(粗利益)をしっかりと把握されています。当たり前の事のようですが、どの業種でもとても重要な事なので、経営幹部を始め、社員にもこのことを理解・浸透をさせ、売上の前年比や進行期の目標達成率以外にも、実際は自分(会社)のポケット(財布)にいくら残ったのかなどにもしっかりと目を通していかなければならない部分であると感じました。

 また、著者は、売上規模以外でも、スズキは中小企業だと触れている部分がありました。それは、女性層にアピールしたい車をこれから販売するというのに、販売店では、女性専用のトイレを設置しているところは、ほとんどなく、トイレが綺麗であれば、男女兼用で問題ないだろうと考えている販売店が多かったという数年前の事例を挙げて紹介しています。このような考えを変えていかなければと、すべての販売店でトレイの改修工事を行いその進み具合などを徹底的にチェックされていたそうです。細かいところですが、消費者の心理などを考える部分でも、自社を他社と比較してまだまだ劣っていると認識をし、その劣っている部分を一つ一つ徹底して改善しています。強い会社の作り方というのはこういうことの積み重ねなのだと実感をしました。他にも紹介したい・参考になる内容はたくさんありますので、是非ご一読下さい。

 最後の方の、「語録」「資料」「年譜」は、内容を振り返るに当たって、 非常に役立ちますので、こちらも参照してみて下さい。





Copyright © Todoroki Tax Accountant Office. All rights reserved.