税理士法人とどろき会計事務所

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「俺は、中小企業のおやじ」を読んで
税理士法人とどろき会計事務所
野曽木 尊之
 

 本書は、スズキ株式会社代表取締役会長兼社長である鈴木修氏による、人生で、最初で最後の自伝になります。自分の過去を振り返るのは、自分の美学に反するということで、日本経済新聞社でスズキ担当だった記者やOBたちから、長年にわたり、日本経済新聞の名物コラムである「私の履歴書」の執筆依頼を断り続けていた著者が、人生で、最初で最後の一作を執筆すると一念発起した力作となっております。

 この百年に一度の不況といわれている今現在、自動車産業も未曾有の自動車不況で、大手自動車メーカーが赤字転落する中、スズキは堅実な商品と徹底したコスト削減を武器に、2008年度決算において、営業利益を前年比48.5%減とはいえ、796億2600万円も計上するなど黒字を確保しました。

 これは、「自分が現場に足を運んで決める」「実際に現物を見て判断する」「現実に即して考える」といった現場主義の経営を徹底し、実践してきたからこそでしょう。現場主義の徹底としては、代理店の社長経験無しには営業関係の役員には登用しないという社内ルールを作っていることが挙げられます。それは、実際にお客さんと接している代理店では、自分の会社の商品のよさを誠心誠意説明し、お客さんのハートをつかむのがセールスの真髄だと理解しているからです。このため、スズキの歴代営業関係役員の中で代理店に出向したことが無いのは、後にも先にも鈴木修氏ただ一人です。

 また、小さな市場でもいいから1番になりたいと願ってインドへ進出したことが功を奏したともいえます。それは、インドの市況が安定していたことが、今年度決算の黒字確保の要因でもあるからです。自分たちの得意分野でナンバー1になりたいという気持ちで軽自動車に特化してきたスズキですが、国内で1番になるのが難しいなら海外でやってみようと1982年にインドへ進出をしたのですが、このインドは、世界に例のない小型車中心の市場であったため、またとないチャンスが巡ってきたのです。それは、小型自動車が市場の73%を占めているという特異な市場だったのです。現在では、インドで走っている自動車の2台に1台はスズキ車であると言われているほどになりました。そのため、利益のかなりの部分をインドが占めています。一台あたりの単価は安いのですが、50%を超えるような高いシェアを獲得すると、ランチェスター戦略でもそうですが、収益もおのずとついてきます。

 ワンマン経営者と陰口をたたかれてきた鈴木氏ではありますが、トップダウンで物事を迅速に判断し、決定を下してきたからこそ、今のスズキがあるのではないでしょうか。これは、スズキの特徴である「即断即決のスピード経営」に表れていると思います。この不況を乗り切るためにも、経営者の決断が最重要となります。現在79歳である鈴木氏に負けず劣らずの「やる気」をもって、この不況を乗り切りましょう。





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