税理士法人とどろき会計事務所

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「加賀屋のこころ」を読んで
税理士法人とどろき会計事務所
千葉 雅司
 

 本著は、社員の暮らしを守ることに経営の軸足を置いた旅館に焦点を当てています。その旅館はプロが選ぶホテル・旅館として30年間連続日本一に輝いた能登和倉温泉郷「加賀屋」です。
人を育て、人を大切にした経営が、能登半島地震直後にどう活かされたかが語られています。加賀屋の震災被害は甚大で、営業再開までの1ヶ月、キャンセル客を2万5千人も出してしまいました。合わせて復旧工事等にかかる費用は20億円。旅館業は毎日入ってくる宿泊料のほか収入はありません。その収入が途絶えたまま200人もの客室係を1ヶ月抱えることは相当につらいものがあります。
 二つの案「一時解雇」か「人員確保」か。一般的に、客室係は季節労働とみられ、旅館から旅館を渡り歩くことも珍しくありません。人手不足を接客の素人であるアルバイトで補おうものなら「あんな、いい加減な旅館は二度と行きたくない」ということになります。そのようななか、加賀屋が日本一であり続けたのは「もてなし部門」で常にトップであったからであり、加賀屋の魅力の源は「人」です。旅館やホテルの魅力は近代的な設備や周辺の環境なども影響するかもしれません。でも加賀屋の魅力はそこで働く「人」です。加賀屋の経営にとって、まず優先に何を守らなければならないのか、経営陣はよく承知していたのでしょう。「すべての社員を守り抜く」。加賀屋は社員を休業に追い込む雇用調整助成金の申請も出しませんでした。残されたのは加賀屋がこの危機を乗り越えるかどうかの体力勝負のみでした。
立て直しについてですが、経営面というより人の心に焦点を当てた内容となっているので、資金繰りをどうしたかとういようなことを期待されると物足りないかもしれません。ただ、加賀屋が創業以来の大きな危機をどう乗り越えることができたのも、ただやみくもな雇用維持というのではなく、経営陣や社員の一人一人が、この会社の一番の強みを理解し、それを守ることに集中できたからではないかと思います。

 加賀屋の姉妹旅館あえの風は、当事務所の社員旅行でも9年程前に宿泊したことがあります。ロケーションや施設も素晴らしかったのですが、担当の方々一人一人の優しい対応で気持ち良く滞在する事が出来たと記憶しています。その背景には、このような姿勢があったことが分かりました。
 また、人間大事の経営とは、従業員に優しいという意味ではなく、従業員に自覚、責任感を生み出せさせて初めて実現できるということがよくわかります。
 接客のおもてなしというのは世界に輸出できる日本の強みであると聞いたことがあります。東アジア、新興国などに押される日本が生き残る道の一つを教えてくれているのではないでしょうか。





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