税理士法人とどろき会計事務所

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「加賀屋のこころ」を読んで
税理士法人とどろき会計事務所
野曽木 尊之
 

 本書は、石川県出身の元北國新聞記者、金沢の地域ジャーナル誌「学都」編集長である細井勝氏による温泉旅館「加賀屋」の実像に迫った作品となっています。

 石川県和倉温泉にある加賀屋は、「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」で総合1位を連続30年間獲得し、日本一の座を揺るぎのないものとしています。そんな加賀屋がある能登半島は、2007年に大地震が襲ったことでも有名でしょう。この能登半島地震により、総業100年以来、初めて1ヶ月間の長期休業を余儀なくされました。この難局を乗り越えるために採った対策としては、社員を解雇せず、逆に社員教育の期間と位置づけて、マナーの見直しや料理の充実を図るなど、万全の体制で営業再開が出来る準備に充てたのです。

 人材育成に重点を置き、能登半島地震を乗り越えた加賀屋は、リーマンショック後の大不況においても、そのこころを忘れてはいませんでした。教育担当者は、勉強会の最初に、このようにきつく釘をさしていました。

 「世の中では百年に一度の不況と言われ、倒産する旅館も出ていますが、ここも決して例外ではありません。皆さんには、もう一度自分の足元を見つめ、危機感と緊張感を抱いていただきたいと思います。会社は皆さんをリストラしませんが、注意を受けて反発する人、ふくれる人、この旅館の流儀をわきまえない人にはお引き取りいただくしかありません。言われたからする、見られているからするのではなく、陰日向のない努力を続けてください。その答えは必ずお客様たちから頂戴できます。」

 加賀屋にとっての最大の商品は何か。それは、優れた接客ノウハウが身についている客室係りだということを、能登半島地震という大ピンチの時に改めて気付かされたのです。そのため、1ヶ月という長期休業で、収入の無い中、2百人あまりの人件費を負担する覚悟を決めることが出来ました。加賀屋の小田会長が全社員に向けて「すべての社員を守り抜く」と宣言した瞬間、加賀屋に生きる人たちの心が一つとなり、復旧に動き出す熱いエネルギーが生まれたのです。こうして、全社一丸となり、危機に立ち向かうことが出来ました。
 売上が上がらない時には、経費を削減して、売上の減少を補うことが常套手段であると、不景気の折によく言われますが、気を付けなくてはなりません。それは、無駄な経費を削減して、この逆境を耐え忍ぶことであって、必要経費まで削減して、企業の体力を衰退させてしまうことではないからです。

 この厳しい時代、今一度、自分自身を見つめなおし、自分に何が必要で、何が無駄かを見極める良い機会と捉え、陰日向の努力を惜しまないよう心がけていきたいと思います。





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