税理士法人とどろき会計事務所

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「しまむらとヤオコー」を読んで
税理士法人とどろき会計事務所
野曽木 尊之
 

 書は、同じ埼玉県比企郡小川町から事業活動を出発させた「しまむら」と「ヤオコー」について、両社の事業モデルの成り立ちと特徴などを比較しながら書かれています。両社は、これまでに何度か行った共同店舗出店を通し、お互いを良きライバルとして、切磋琢磨してきたことが分かります。

 「しまむら」のビジネスは、日用衣料品の「日本版ウォルマート」を目指しています。特徴としては、フォーマットが同じたくさんの店を、標準化された仕組みで効率よく動かしていくことにあります。一方、「ヤオコー」の店舗コンセプトは、楽しい食生活を実現するための「提案型売り場づくり」に集約できます。それは、それぞれの店舗に個性を持たせて、人の力で効果的に動かしていくことにあります。

 「しまむら」の藤原前社長によると、経営を安定させるために必要な要件は、4つのSに集約できると言います。4つのSとは、3S(標準化:Standardization、単純化:Simplification、専門化:Specialization)+システム化:Systematizationを指しています。「しまむら」の約1,600店の全ては直営のチェーンストアであり、基本として、1店舗あたりの規模としては、1,000uの店舗面積を守り、標準化を徹底するとともに、単純化、専門化、システム化を進めて今日に至っています。

 「ヤオコー」は、基本理念として「豊かな食生活の提案」をあげており、「ヤオコー」が目指してきたのは、@(単純な)セルフサービスからの脱却、A(標準化をベースにしながら)店舗への権限移譲、B(地元野菜の仕入れなど)商品調達の分権化であります。いまでこそ、注目を浴びているスタイルとはいえ、一昔前までは、米国から直輸入してきた@完全なセルフサービス、A店舗の標準化、B本部集中仕入れが、食品スーパーの標準的なフォーマットでしたので、独自のビジネスモデルを確立し、貫き通してきたことが窺えます。

 このように、「しまむら」と「ヤオコー」の経営の在り方は、根本的なところが大きく異なっています。それは、経営理念だけでなく、事業承継にも表れています。「ヤオコー」は、川野家の親子三代(清三、トモ、幸夫・清巳兄弟)が事業を継承してきたファミリー企業であるのに対し、「しまむら」は対照的に、血縁関係が全くない嶋村恒俊、藤原秀次郎、野中正人が、事業を継承してきました。ですが、両社共通の特徴としては、女性のパート社員の活用が巧みであることが挙げられます。

 「しまむら」では、4つのSが徹底されているため、並べると1メートルにも及ぶマニュアルが整備され、未経験の女性パート社員でも、すぐに即戦力として働くことができるシステムを構築しています。一方の「ヤオコー」では、売り場の陳列から演出までを女性パート社員に任せることにより、彼女たちの消費者としての視点をうまく取り入れていることが挙げられます。

 このように、自社の風土や業態に合った経営を模索し確立してきたことが、今日の繁栄を築いてきたのだと思います。





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