税理士法人とどろき会計事務所

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「采配」を読んで
税理士法人とどろき会計事務所
野曽木 尊之
 

 本作は、昨年までプロ野球球団である中日ドラゴンズの監督を務めていた、落合博満氏の采配に関する体験談となっています。落合氏は、高校や大学野球での活躍から華々しくプロ野球界へデビューを果たしたのではありませんでした。高校時代は野球部の退部や復帰を幾度となく繰り返し、大学中退後にはプロボウラーを目指すもプロテストを受けられないというアクシデントがあった為、プロボウラーを断念したのでした。この時、高校時代の恩師の計らいで社会人野球チームの東芝府中に加わり、ここでの活躍からプロ野球入りを果たした、というような異色の経歴の持ち主です。このような挫折や苦難を乗り越えてきたからこそ出来る「采配」が、本書から感じ取れます。

 落合氏が中日ドラゴンズの監督をしていた、2010年4月27日にナゴヤドームで行われた巨人戦にこんなエピソードがあります。この時の試合では、球審まで観察をしていたことから球審の体調不良を察知していたのでした。そこで、球審に対して交代するように促していたのですが、次の回には立っているのも辛いような状態になり、結局、その球審は予備審判員と代わりました。なぜ審判員の体調まで観察ができていたのでしょう。恐らく、順風満帆な野球人生を送ってきた野球エリートとは違い、数々の困難を乗り越えるためには、ありとあらゆる情報をも活用しよう、というハングリー精神が培われていたからだと思います。

 落合氏の考える監督の仕事とは、選手を動かしてチームを勝利に導くことだと言います。監督は、選手のように投げたり打ったりするわけではないので、ダグアウトに腰を掛け、試合の流れを追いながら、視野に飛び込んでくる様々な光景について、あれやこれやと考え、采配を振るっているのです。その際、グラウンドの中にある情報をどれだけ感じ取れるかが重要なのです。そこで邪魔になるのが、固定観念です。プロ野球界の現場にいる人ならば、選手がユニフォームを着てグラウンドに立ち、審判員が所定の位置でジャッジをしているのは当たり前の光景です。それをいつもと同じと感じれば、頭はそれについて考えようとはしなくなります。しかし、彼らの表情や動き方を見ている中で、どうも普段とは違うんじゃないかと感じ取ることができれば、頭がその理由を探ろうと働き出します。つまり、視覚でとらえている映像は同じでも、固定観念を取り除けば、様々な情報が得られることが多いのです。

 メディア等で、バブル崩壊後の失われた20年とか言われている現在ですが、果たしてその通りなのでしょうか。確かに不景気かもしれませんが、勝ち組と言われる企業があるように、不景気の中でも業績を上げている企業は確かに存在しているのです。それは、大資本の企業だけではなく、身の周りを見渡せば繁盛している個人商店もあることでしょう。それは、自分のいる業界の固定観念にとらわれることなく、消費者の動向といった情報に敏感になり、それを経営に生かしているからこそだと思うのです。私も固定観念にとらわれることなく、あらゆる情報を活用していきたいと思います。





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