税理士法人とどろき会計事務所

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「中内功のかばん持ち」を読んで
税理士法人とどろき会計事務所
古川 美陽光
 

 本書はタイトルの通り、ダイエー創業者である中内功氏の秘書であった恩地祥光氏の著書で、著者だからこそ知っている中内氏の意外な一面を知ることができる一冊です。
中内氏がダイエーのCEOとしてどのような経営理念をもって仕事をされていたのか、著者とのエピソードと共に記されています。

 本書の中で中内氏の数々の言葉が記されていますが、その中でも私が特に印象に残っている言葉をご紹介させて頂きます。
「僕は社員に『額の向う傷』は認めるが、『背中をバッサリ斬られる』ことは許さないと言うてるんや」(P.25)
 これは、物事に真正面から向かって行って懸命な努力を払ったにもかかわらず失敗すること(額に受ける向う傷)は認めるけれども、努力を怠って逃げの一手で問題を回避し、最終的にお客様の生活を豊かにする点で貢献せず、同時に競合他社に後れを取ること(背中をバッサリ斬られるような傷)は許さないということです。
結果を出すことはもちろん大切だと思いますが、結果に至るまでの過程がとても重要だと感じました。一方で、努力をした結果、失敗に終わってしまったときにそれを寛容に受け止めることはとても難しいことだと思います。中内氏は実際にこの言葉を実行に移していたため、ダイエーには物事に積極的に取り組もうというカルチャーが醸成されていたそうです。

 また、「ビジネスマンとして最も大切な特質は何ですか?」との問いに対して中内氏は「オネスト(正直)」(P.63)とおっしゃっていたそうで、特に重要な局面で正直さを発揮してこられたそうです。
 本書の中でも正直であったが故に予想外の良い方向へ結果が進んだことや、もし嘘をついていたら人生が大きく変わってしまっていたかもしれないと言っても過言ではないようなエピソードが紹介されています。
 私も正直であること・素直であることは、とても大切だと思っています。世の中では、良い嘘もあると言われていますが、やはりビジネスの世界では嘘が命取りになることもあります。オネストは難しいけれどとても大事であることが伝わってきました。

 私がこのオネストの大切さを感じた章が、【11天邪鬼は福岡ドームにて極まれり】(P.87〜)、【12リスクマネジメント―「沢庵の尻尾齧ってでも・・・・・・」】(P.101〜)です。
 福岡ドームは日本で唯一、世界でも二つだけの大変貴重な本格的な開閉式ドームスタジアムだそうですが、この建設を手がけたのが中内氏です。
 私は福岡ドームには行ったことが無いので、実際どのようなドームであるか詳しいことは分かりませんが、これらの章を読んで実際に行ってみたいなと感じました。
 ここでは福岡ドームの建設に至るまでの色々なエピソードが記されていますが、これほど大きな事業となるとそう簡単に物事が進むはずもなく、中内氏の決断や当時かばん持ちから脱皮して事業企画のミッションを帯びていた著者の海外視察の様子など、私の中では一番印象に残ったエピソードでした。

 この他にも、本書には中内氏のダイエーグループの役職辞任までのさまざまなエピソードが記されており、私にとって参考にすべき点がたくさんありました。
 天邪鬼であったといわれる中内氏の予測不可能な決断の数々が、ときには面白可笑しく、ときにはシリアスに表現されているので、読んでいてとても興味深い一冊でした。





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